長野県松代高校同窓会

同好会組織

海津俳句会

海津俳句会は、同好会発足当初から活動を始め、10名の会員で
句会を80数回開催しています。各月会場を設定し、都度兼題をもとに、
各自3句持ち寄り、披講者を定めて句会しています。
俳句には正解なし とも言われ、誰にでも作ることができます。
季節に応じて、会員同志の親睦も兼ねて、吟行も行います。
俳句は頭のスポーツに似ています。
最低限のルールである、季語をひとつ入れて、
五・七・五 17文字の文学です。
Kaizu Haikukai

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海津俳句会
事務局 田中忠次郎
連絡先
住所 〒101-0021 東京都千代田区外神田2-17-5
電話番号 03-3253-0332

 

初糶や上目使ひのふぐの顔  春岳

hikukai

秋澄むや空の余白に遠浅間 橘田春岳
バラギ湖のす々き穂波のゆるる道 飯島墨洲
万座駅降りてたちまち秋の中 浦野青穂
山栗の小道にはぜて笑ひをり 尾上幸春
草の原彩に紛れし吾亦紅 川崎美香
澄み渡る空限りなく豊の秋 清水清乃
この先に妻恋峠秋の風 田中松栄
一位の実ついばみ歩く湖畔かな 田中長俊
登り坂足を止めさす紅葉かな 藤井恵泉
行く秋や手づかぬま々の立看板 松尾松代
枯葦の騒ぎたちたる山の風 道下久美
昭和18年卒の大先輩 橘田春男氏(会長)のNHK全国俳句大賞受賞作
(競う=きそう、せる  糶=せる、せり売るの意味が一文字の中にある)

第53会海津俳句会  平成24年9月26日
兼題 稲雀・柚子・自由句  於 逗子松汀園
柚子の香の匂ひ広がる夕餉かな   田中 松栄
手を掛けて柚子味噌作る一日かな  道下 久美
立秋や青色深き今朝の空      藤井 恵泉
柚子料理好みし母の法要忌     松尾 松代
おどされて慌て飛び立つ稲雀    飯島 墨州
今日の又凌ぎに凌ぐ極暑かな    山崎 知栄
柚子きざむ五感ふるはす夕べかな  川崎 美香
暗雲とまがひ群れなす稲雀     浦野 青穂
過疎の村食べ放題の稲雀      尾上 幸春
役果し地を這う蝉の末路かな    田中 長俊
コンバイン遠巻きにして稲雀    清水 清乃

涼風や沖に白帆のかがよへる    橘田 春岳

歩道まで花屋はみ出す佛生会  春岳

 

秀逸賞  橘田春岳氏の句(写真は田中正義氏31卒撮影)

第27回信州更科おばすて観月祭全国俳句大会
鎌倉全国俳句大会   平成21年11月14日入選作品
秀逸  神主の袂ひらひら海開き     春岳
佳作  暮れ色の空に張り付く寒の月  清乃(清水のり子)
佛生会「ぶっしょうえ」はお釈迦様の降誕を祝って各寺院で行われる仏事で、花祭りとも言われる。
花で飾った花御堂をしつらえ水盤に仏様を安置し、参拝者が甘茶を注ぐ様になっている。

平成23年さらしな おばすて観月祭全国俳句大会秀逸
秀逸 人の目を気にせぬ暮し目高かな 川崎美和子(三十三年卒)

橘田先生のNHK春秋俳壇コンクール「春の部」特選作

第26回信濃さらしな、おばすて観月祭 全国俳句大
平成21年10月3日
千曲市総合観光会館  募集句総数 3,360句
秀逸  縄文の埴輪かげ濃き良夜かな   春岳
佳作  目が合えばあぶくで返す金魚かな 幸春(尾上さち子 33年卒
佳作 信濃路はやまより暮るるこぼれ萩  恵泉(藤井千恵子 33年卒)

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