長野県松代高校同窓会

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開校記念講演会

2019年度同窓会主催による開校記念講演会が、5月9日(木)松代高校体育館で開催されました。2020年オリンピック開催を前に、障害者スポーツに対する理解を深めるために実施したものです。特に、障害者のオリンピックには、パラリンピック・デフリンピック・スペシャルオリンピックがあることも学んで欲しいものです。

今年の講師には、1998年長野パラリンピック・アルペンスキー女子回転座位銀メダリスト青木辰子さんをお迎えし実施いたしました。青木さんは、車椅子で登壇され、高校時代に膝手術の麻酔ミスにより片足麻痺になり、オリンピックへの夢がとざされてしまいました。しかし、障害者スキー競技があることを知り、子供の頃から得意だったスキーなら片足でも競技選手として活躍できるのではと思い、立位のスキー競技を始められたとのことです。その後、再び練習中の事故により、座位スキーへの転向を余儀なくされました。青木さんは、パラスポーツを続ける中で、常に考えたことは、苦手意識を克服するために、「大嫌いは」「大好き」という言葉に置き換えて競技に臨んだことだと言います。ダメなど後ろ向きの言葉を避け、前向きにとらえ直し、発することが良い結果につながることだと話されました。

講演後生徒会長は、「生徒会で皆を引っ張っていく立場として、前向きに捉えた言葉遣いに気を遣っていきたい」と感想を述べていました。

(2019.5.20)

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